タケコの部屋
※この話はフィクションです。事実とは全く関係ありません。
♪ルールルッ、ルルル、ルールル~♪
こんにちは、クロヤナギタケコです。
本日のお客様は、お久しぶりのご出演となります、ディープインパクト殿でーす。
ディープインパクト 「衝撃です!」
タケコ 「・・・。何がでしょう?」
ディープインパクト 「タケコの部屋に呼んでいただき、衝撃です!」
タケコ 「・・・。ありがとうございます。え~、それでは、前回はダービーまでのお話を伺いましたので、菊花賞からお聞きしましょう。2005年皐月賞、ダービーを制し、菊花賞の前哨戦である神戸新聞杯もぶっ飛びの勝利で、無敗のクラシック三冠がかかる菊花賞を迎えましたが、このレースはいかがでしたか?」
ディープインパクト 「衝撃です!」
タケコ 「・・・。何がでしょう?」
ディープインパクト 「レース名にぼくの名前が付いて、衝撃です!」
タケコ 「・・・。それ、マジで、もういいです。。。弥生賞の話、だいぶ前に終わってますから。」
ディープインパクト 「衝撃です!」
タケコ 「・・・。何がでしょう?」
ディープインパクト 「ぼくだけ単勝1.0倍でした、衝撃です!」
タケコ 「菊花賞では、そうでしたね、まあ、ダービーでも1.1倍でしたし、競馬ファンの皆さんも無敗のクラシック三冠達成を応援したかったでしょうから、当然と言えば当然ですね。レースは珍しくスタートは良かったですね。このときはさすがにスタート地点はボコボコでは無かったのでしょうか(笑)?道中は先頭とやや差はありましたが、毎度のごとく上がり最速の鬼脚で結局は2馬身差の快勝でしたね。これで、皇帝シンボリルドルフ殿に次ぐ無敗のクラシック三冠馬となりました。『日本近代競馬の結晶』でしたね。では次にあの伝説のグランプリ有馬記念について伺いましょう。このレースは?」
ディープインパクト 「衝撃です!」
タケコ 「・・・。何がでしょう?」
ディープインパクト 「上がり最速だったのに、負けてました。衝撃です!」
タケコ 「そうでしたね、先輩のハーツクライ殿とC.ルメール騎手のコンビにうまく先行されてそのまま持っていかれてしまいましたね。C.ルメール騎手はJRA重賞初制覇がこのGⅠレース、しかも有馬記念、しかもディープインパクト殿に勝って、ということで、とてもうれしい勝利でしたでしょう。レース前は前年(2004年)のJRA年度代表馬であるゼンノロブロイ殿の引退レースということで、ディープインパクト殿との最初で最後の対決が注目されましたが、ゼンノロブロイ殿は伸びずに8着でした。さて、暮れの大一番が終わり、翌年は天皇賞春を見据え、阪神大賞典からスタート。ちょっと休み明けとなりましたが、このレースも休み明け&斤量58kgも無関係に勝利。問題なく天皇賞春を迎えましたが、このレースは?」
ディープインパクト 「衝撃です!」
タケコ 「・・・。何がでしょう?」
ディープインパクト 「ぼくのスタート地点だけ、芝がボコボコにされて、つまずく様になっていました!衝撃です!」
タケコ 「はは・・ボコボコでは無かったかと思いますが、このレースも思いっきりスタートは出遅れてましたね。しかし、終わってみればレコードタイムで余裕の勝利でした。これで夢の舞台である凱旋門賞に参戦を決めたわけですが、その前哨戦となる宝塚記念でも雨も関係なくぶっちぎりの勝利。そして、いよいよ大一番の凱旋門賞を迎えたわけですが、このレースはどうでしたか?」
ディープインパクト 「衝撃です!」
タケコ 「・・・。何がでしょう?」
ディープインパクト 「スタートを決めて最初、先頭でした!衝撃です!」
タケコ 「ははは・・・まあ、あっちではスローペースが多いですからね。しかも8頭立てでした。さすがに日本でのレースとちょっと状況が違い、いつもの末脚が発揮できなかったのかもしれませんね。初めて差される形での敗戦、しかもレース後は禁止薬物(風邪薬のようなもので使用はOKでしたが、残留状態での出走は不可)が検出され失格ということで残念でした。 しかし、日本競馬の至宝がこのまま終わるわけにはいきませんでしたね!次走のジャパンカップはいかがでしたでしょうか? 」
ディープインパクト 「衝撃です!」
タケコ 「・・・。何がでしょう?」
ディープインパクト 「ハーツクライ先輩が出走してきました!衝撃です!」
タケコ 「まあ、休み明けで喉の状態も良くなかったのですが、ディープインパクト殿と再戦したかったのでしょう。結果はディープインパクト殿がきっちり勝ちましたね。さあ、そしていよいよ引退レースとなりました有馬記念ですが、このレースは?」
ディープインパクト 「衝撃です!」
タケコ 「・・・。何がでしょう?」
ディープインパクト 「結局、生涯全て1人気&単勝1倍台&上がり最速でした!衝撃です!」
タケコ 「当然です。最後の衝撃でしたね。最後もきっちり飛んでました。おや、そろそろお時間が来たようです。ディープインパクト殿は種牡馬としても10年連続リーディングサイヤーということで、大活躍されましたね。ディープインパクト殿、本日はありがとうございました。また、遊びに来てくださいね!」
ディープインパクト 「衝撃です!」
タケコ 「・・・。何がでしょう?」
ディープインパクト 「レース名にぼくの名前が付いて、衝撃です!」
タケコ 「・・・。それ、マジで、もういいです。。。それでは、みなさま、ごきげんよう。というか、ディープインパクト殿の目が”衝撃”になってますね。ディープインパクトだけに!!」
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顕彰馬
今回は顕彰馬のディープインパクト殿を特集しましたので、顕彰馬についてまとめておきましょう。
顕彰馬(けんしょうば)とは、JRA発展に特に貢献のあった馬の功績をたたえるもので、いわゆる「競馬の殿堂入り」です。
顕彰馬一覧をまとめてみました。さすがに、すごいメンバーです。
選考年度 | 馬名 | 性 | 生年月日 | 主な勝鞍 | 競走成績 | 備考 |
2020年 | キタサンブラック | 牡 | 2012年3月10日 | 菊花賞、天皇賞(春)2回、ジャパンカップ、大阪杯、天皇賞(秋)、有馬記念 | 20戦12勝 | GⅠ 7勝 |
2018年 | ロードカナロア | 牡 | 2008年3月11日 | スプリンターズステークス2回、高松宮記念、安田記念、香港スプリント2回 | 日本・17戦11勝 海外・2戦2勝 | GⅠ 6勝 |
2016年 | ジェンティルドンナ | 牝 | 2009年2月20日 | 桜花賞、優駿牝馬、秋華賞、ジャパンカップ2回、有馬記念、ドバイシーマクラシック | 日本・17戦9勝 海外・2戦1勝 | GⅠ 7勝 |
2015年 | オルフェーヴル | 牡 | 2008年5月14日 | 皐月賞、日本ダービー、菊花賞、有馬記念2回、宝塚記念 | 日本・17戦10勝 海外・4戦2勝 | GⅠ 6勝 、凱旋門賞2着:2回 |
2014年 | エルコンドルパサー | 牡 | 1995年3月17日 | NHKマイルカップ、ジャパンカップ、サンクルー大賞 | 日本・7戦6勝 海外・4戦2勝 | GⅠ 2勝 、凱旋門賞2着 |
2011年 | ウオッカ | 牝 | 2004年4月4日 | 阪神ジュベナイルフィリーズ、日本ダービー、安田記念2回、天皇賞<秋>、ヴィクトリアマイル、ジャパンカップ | 日本・22戦10勝 海外・4戦0勝 | GⅠ 7勝 |
2008年 | ディープインパクト | 牡 | 2002年3月25日 | 皐月賞、日本ダービー、菊花賞、天皇賞<春>、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念 | 日本・13戦12勝 海外・1戦0勝 | GⅠ 7勝 |
2004年 | テイエムオペラオー | 牡 | 1996年3月13日 | 皐月賞、天皇賞<春>2回、宝塚記念、天皇賞<秋>、ジャパンカップ、有馬記念 | 日本・26戦14勝 | GⅠ 7勝 |
2004年 | タケシバオー | 牡 | 1965年4月23日 | 朝日杯3歳S、天皇賞<春>、スプリンターズS | 日本・27戦16勝 海外・2戦0勝 | 怪物 |
1999年 | タイキシャトル | 牡 | 1994年3月23日 | 安田記念、マイルチャンピオンシップ2回、スプリンターズステークス、ジャックルマロワ賞(仏) | 日本・12戦10勝 海外・1戦1勝 | 日本の誇るマイラー |
1997年 | ナリタブライアン | 牡 | 1991年5月3日 | 朝日杯3歳S、皐月賞、ダービー、菊花賞、有馬記念 | 21戦12勝 | シャドーロールの三冠馬 |
1995年 | トウカイテイオー | 牡 | 1988年4月20日 | 皐月賞、ダービー、ジャパンカップ、有馬記念 | 12戦9勝 | 不屈の帝王 |
1994年 | メジロマックイーン | 牡 | 1987年4月3日 | 菊花賞、天皇賞<春>2回、宝塚記念 | 21戦12勝 | 最強のステイヤー |
1991年 | オグリキャップ | 牡 | 1985年3月27日 | 有馬記念2回、マイルチャンピオンシップ、安田記念 | 地方・12戦10勝 中央・20戦12勝 | スーパー・スター |
1990年 | マルゼンスキー | 牡 | 1974年5月19日 | 朝日杯3歳S | 8戦8勝 | 夢のスーパー・カー |
1990年 | テンポイント | 牡 | 1973年4月19日 | 阪神3歳S、天皇賞<春>、有馬記念 | 18戦11勝 | 流星の貴公子 |
1990年 | スピードシンボリ | 牡 | 1963年5月3日 | 天皇賞<春>、有馬記念2回、宝塚記念 | 日本・39戦17勝 海外・4戦0勝 | 時代の先駆者 |
1990年 | メイヂヒカリ | 牡 | 1952年3月24日 | 朝日杯3歳S、菊花賞、天皇賞<春>、有馬記念 | 21戦16勝 | 黄金の脚 父:クモハタ(顕彰馬) |
1990年 | コダマ | 牡 | 1957年4月15日 | 皐月賞、ダービー、宝塚記念 | 17戦12勝 | 夢の超特急 |
1987年 | メジロラモーヌ | 牝 | 1983年4月9日 | 桜花賞、オークス、エリザベス女王杯 | 12戦9勝 | 牝馬三冠 |
1987年 | シンボリルドルフ | 牡 | 1981年3月13日 | 皐月賞、ダービー、菊花賞、有馬記念2回、天皇賞<春>、ジャパンカップ | 日本・15戦13勝 海外・1戦0勝 | 七冠馬、トウカイテイオー (顕彰馬)の父 |
1986年 | ミスターシービー | 牡 | 1980年4月7日 | 皐月賞、ダービー、菊花賞、天皇賞<秋> | 15戦8勝 | 奇跡の豪脚 |
1985年 | グランドマーチス | 牡 | 1969年5月13日 | 中山大障害4回、京都大障害3回 | 63戦23勝(障害39戦19勝) | 飛越の天才 |
1985年 | セイユウ | 牡 | 1954年3月28日 | 七夕賞、福島記念、セントライト記念 | 49戦26勝(サラ戦25戦5勝) | アラブの怪物 |
1984年 | トウショウボーイ | 牡 | 1973年4月15日 | 皐月賞、有馬記念、宝塚記念 | 15戦10勝 | 天馬 |
1984年 | ハイセイコー | 牡 | 1970年3月6日 | 地方・青雲賞 中央・皐月賞、宝塚記念 | 地方・6戦6勝 中央・16戦7勝 | 国民のアイドル |
1984年 | シンザン | 牡 | 1961年4月2日 | 皐月賞、ダービー、菊花賞、宝塚記念、天皇賞<秋>、有馬記念 | 19戦15勝 | 最強の戦士 |
1984年 | ハクチカラ | 牡 | 1953年4月20日 | ダービー、天皇賞<秋>、有馬記念、米国・ワシントンB・H | 日本・32戦20勝 海外・17戦1勝 | 栗毛の国際派 |
1984年 | トキノミノル | 牡 | 1948年5月2日 | 朝日杯3歳S、皐月賞、ダービー | 10戦10勝 | 幻の馬 |
1984年 | トサミドリ | 牡 | 1946年5月20日 | 皐月賞、菊花賞 | 31戦21勝 | 希代の名馬 |
1984年 | トキツカゼ | 牝 | 1944年3月10日 | 皐月賞、オークス | 30戦11勝 | 名牝 |
1984年 | クリフジ | 牝 | 1940年3月12日 | ダービー、オークス、菊花賞 | 11戦11勝 | 最強の牝馬 |
1984年 | セントライト | 牡 | 1938年4月2日 | 皐月賞、ダービー、菊花賞 | 12戦9勝 | 黒鹿毛の勇者 |
1984年 | クモハタ | 牡 | 1936年3月4日 | ダービー | 21戦9勝 | 栗毛の貴公子、 メイヂヒカリ (顕彰馬)の父 |
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