日本ダービー 【最も運のいい馬は?!】
さあ、今週はいよいよ日本競馬界の最高峰、「競馬に関わる誰もが夢見るレース」、「1番人気は要らないから1着だけほしい」、「イタリアのダービーを5回勝つより日本のダービーを1度勝つ方が嬉しい」、・・・・永遠出てきそうですが、大注目のGⅠレース 東京優駿(日本ダービー)ですね!今年は第91回!!昔は20数頭など多頭数でのレースだったこともあり「最も運のいい馬が勝つ」という格言もありますね。2021年に生産された7906頭のサラブレッドの頂点に立つのはどの馬でしょうか?そのダービー馬になるチャンスを得た出走馬のみなさんには悔いのないレースをしていただきたいと思います。皐月賞馬ジャスティンミラノ君が史上8頭目の無敗の二冠達成なるでしょうか?それとも紅一点レガレイラさんが2007年ウオッカさん以来の17年ぶりの牝馬戴冠なるか?さらには巻き返しを狙うその他の皐月賞上位組、他路線組の好走があるでしょうか。楽しみですね!
ダービージョッキー
現役でのダービージョッキーは以下の9人です。武豊騎手が最多6勝という既に偉業を成し遂げています。今年のダービージョッキーは?
- 武豊騎手【6勝】
- 横山典弘騎手【2勝】
- M.デムーロ騎手【2勝】
(以下【1勝】)
- 岩田康誠騎手
- C.ルメール騎手
- 内田博幸騎手
- 川田将雅騎手
- 池添謙一騎手
- 浜中俊騎手
- D.レーン騎手
過去の優勝馬より
【過去優勝馬一覧】
第60回 | 1993年 | ウイニングチケット | 柴田政人 |
第61回 | 1994年 | ナリタブライアン | 南井克巳 |
第62回 | 1995年 | タヤスツヨシ | 小島貞博 |
第63回 | 1996年 | フサイチコンコルド | 藤田伸二 |
第64回 | 1997年 | サニーブライアン | 大西直宏 |
第65回 | 1998年 | スペシャルウィーク | 武豊 |
第66回 | 1999年 | アドマイヤベガ | 武豊 |
第67回 | 2000年 | アグネスフライト | 河内洋 |
第68回 | 2001年 | ジャングルポケット | 角田晃一 |
第69回 | 2002年 | タニノギムレット | 武豊 |
第70回 | 2003年 | ネオユニヴァース | M.デムーロ |
第71回 | 2004年 | キングカメハメハ | 安藤勝己 |
第72回 | 2005年 | ディープインパクト | 武豊 |
第73回 | 2006年 | メイショウサムソン | 石橋守 |
第74回 | 2007年 | ウオッカ | 四位洋文 |
第75回 | 2008年 | ディープスカイ | 四位洋文 |
第76回 | 2009年 | ロジユニヴァース | 横山典弘 |
第77回 | 2010年 | エイシンフラッシュ | 内田博幸 |
第78回 | 2011年 | オルフェーヴル | 池添謙一 |
第79回 | 2012年 | ディープブリランテ | 岩田康誠 |
第80回 | 2013年 | キズナ | 武豊 |
第81回 | 2014年 | ワンアンドオンリー | 横山典弘 |
第82回 | 2015年 | ドゥラメンテ | M.デムーロ |
第83回 | 2016年 | マカヒキ | 川田将雅 |
第84回 | 2017年 | レイデオロ | C.ルメール |
第85回 | 2018年 | ワグネリアン | 福永祐一 |
第86回 | 2019年 | ロジャーバローズ | 浜中俊 |
第87回 | 2020年 | コントレイル | 福永祐一 |
第88回 | 2021年 | シャフリヤール | 福永祐一 |
第89回 | 2022年 | ドウデュース | 武豊 |
第90回 | 2023年 | タスティエーラ | D.レーン |
みなさんの思い出のレースはどの年でしょうか?
キズナ
第80回(2013年)覇者、キズナ殿をおさらいしておきましょう。通算成績14戦7勝。3歳になってから毎日杯、京都新聞杯を鬼の末脚で連勝。満を持してのダービー出走でしたが、ここでも超絶鬼鬼の末脚で快勝でした。次走は凱旋門賞の前哨戦であるニエル賞も勝ち、凱旋門賞は前年2着のオルフェーヴル殿もいましたので、かなり盛り上がりましたね。結果は皆さんご存知のとおり、オルフェーヴル殿が2年連続の2着、キズナ殿は4着でした。懐かしいですね!現在、種牡馬としても大活躍で、今年はジャスティンミラノ君が参戦します。その他お仔さんには今年のヴィクトリアマイルを制したソングラインさんやディープボンド君などがいますね。ちなみにキズナ殿のお母さんは、わたくし筆者タケ(ビワタケヒデ)と偉大な兄たちビワハヤヒデ・ナリタブライアンの母上(パシフィカス)の妹であるキャットクイルおばさんですので、キズナ殿は従兄弟でーす。
- 2013年 毎日杯(GⅢ)
- 2013年 京都新聞杯(GⅡ)
- 2013年 東京優駿(ダービー)(GⅠ)
- 2013年 ニエル賞(GⅡ フランス)
- 2014年 大阪杯(GⅡ ※当時)
タニノギムレット
2002年覇者、タニノギムレット殿もおさらいしておきましょう。通算成績8戦5勝。3歳になってからシンザン記念、アーリントンカップ、スプリングステークスの重賞3連勝。満を持して皐月賞1人気で迎えましたが、惜しくも伏兵ノーリーズン殿に屈し3着。次走はこのままダービーではなく、NHKマイルカップに出走。ここでは不利もあり、またしても3着に終わりました。そこから中2週でダービーへ。後のGⅠ4勝馬となるシンボリクリスエス殿を差し切り、見事ダービー馬となりました。ダービー後も今後のご活躍が期待されましたが、怪我により残念ながら早期引退となりました。種牡馬でもご活躍され、あの女傑ウオッカさんのお父さんでもありますね。ウオッカさんも2007年に見事ダービー馬となり、父娘でダービー制覇というダービー史上初の偉業を果たしました。
【タニノギムレット 重賞勝鞍】
- 2002年 シンザン記念(GⅢ)
- 2002年 アーリントンカップ(GⅢ)
- 2002年 スプリングステークス(GⅡ)
- 2002年 東京優駿(ダービー)(GⅠ)
ウイニングチケット
1993年覇者、ウイニングチケット殿もおさらいしておきましょう。筆者タケ(ビワタケヒデ)の兄ビワハヤヒデのライバルですね。ウイニングチケット殿、皐月賞は1番人気で4着でしたが、ダービーでリベンジし見事勝利しました。皐月賞の上位人気馬(1番人気含む)が皐月賞では人気に応えられず敗戦した後に、ダービーでリベンジするパターンですね(この時、兄ビワハヤヒデは2着、このリベンジは菊花賞で果たしましたが)。ダービージョッキーとなった柴田政人騎手の「世界中のホースマンに第60回日本ダービーを勝った柴田政人です、と伝えたい」は名セリフとして語り継がれていますね。海外に行った時に「ダービーを勝っているか」とよく聞かれ、勝っていなくて寂しかったことから出た言葉だそうです。そしてウイニングチケット殿はライバルである筆者タケ(ビワタケヒデ)の兄ビワハヤヒデとナリタタイシン殿とともに3強「BNW」と呼ばれました。
【ウイニングチケット 重賞勝鞍】
- 1993年 弥生賞(GⅡ)
- 1993年 日本ダービー(GⅠ)
- 1993年 京都新聞杯(GⅡ)
【BNW】クラシック成績
皐月賞 | 1着:ナリタタイシン、2着:ビワハヤヒデ、4着:ウイニングチケット |
ダービー | 1着:ウイニングチケット、2着:ビワハヤヒデ、3着:ナリタタイシン |
菊花賞 | 1着:ビワハヤヒデ、3着:ウイニングチケット、17着:ナリタタイシン |
スペシャルウィーク
そして、今回はダービーということで、こちらもおさらいしておきましょう。皆さんご存知、スペシャルウィーク殿です。1998年にレジェンド騎手の武豊騎手に初めてダービージョッキーの称号を与えてくれた名馬ですね。さすがにレジェンド騎手もステッキをどこかに忘れてしまうほど興奮したようです。名牝シーザリオさん、ブエナビスタさんのお父さんでもありますね。
↑竹内まりやさんの「毎日がスペシャル」を歌っています。
【スペシャルウィーク 重賞勝鞍】
- 1998年 きさらぎ賞(GⅢ)
- 1998年 弥生賞(GⅡ)
- 1998年 東京優駿(GⅠ)
- 1998年 京都新聞杯(GⅡ)
- 1999年 アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)
- 1999年 阪神大賞典(GⅡ)
- 1999年 天皇賞(春)(GⅠ)
- 1999年 天皇賞(秋)(GⅠ)
- 1999年 ジャパンカップ(GⅠ)
ダービーではありませんが、1999年のジャパンカップでは、あの凱旋門賞馬モンジュー殿が参戦。その他にもイギリスダービー馬ハイライズ殿、ドイツダービー馬ボルジアさんなど世界の強者が来日し、スペシャルウィーク殿は「日本総大将」として迎え撃ちました。同期のエルコンドルパサー殿が凱旋門賞でモンジュー殿に及ばず2着。そのリベンジをジャパンカップで果たしましたね。
過去10年データ
【払戻と人気】
年 | 単勝 | 枠連 | 馬連 | 馬単 | 三連複 | 三連単 | 1着人気 | 2着人気 | 3着人気 |
2023 | 830 | 560 | 690 | 2,330 | 4,700 | 29,810 | 4 | 1 | 6 |
2022 | 420 | 420 | 730 | 1,440 | 4,570 | 15,770 | 3 | 2 | 7 |
2021 | 1,170 | 1,020 | 1,010 | 3,360 | 8,800 | 58,980 | 4 | 1 | 9 |
2020 | 140 | 240 | 270 | 350 | 2,480 | 5,140 | 1 | 2 | 10 |
2019 | 9,310 | 7,150 | 11,200 | 47,090 | 12,050 | 199,060 | 12 | 3 | 2 |
2018 | 1,250 | 3,190 | 7,950 | 15,520 | 521,600 | 2,856,300 | 5 | 4 | 16 |
2017 | 530 | 1,180 | 1,620 | 2,860 | 2,220 | 11,870 | 2 | 3 | 1 |
2016 | 400 | 700 | 700 | 1,420 | 850 | 4,600 | 3 | 2 | 1 |
2015 | 190 | 580 | 1,980 | 2,220 | 3,950 | 15,760 | 1 | 5 | 3 |
2014 | 560 | 800 | 850 | 1,860 | 27,470 | 103,300 | 3 | 1 | 12 |
イチオシ馬
下記、予想ロジックより3着内率フラグが「1」の馬を抽出しました。この中で中穴場でいくと9番:ダノンエアズロックを軸とします。
馬番 | 馬名 | 3着内率フラグ | 確率(左:フラグ0 右:フラグ1) |
1 | サンライズアース | [[0.80289974 0.19710026] | |
2 | レガレイラ | 1 | [0.41471729 0.58528271] |
3 | ジューンテイク | [0.75608564 0.24391436] | |
4 | ビザンチンドリーム | [0.72337956 0.27662044] | |
5 | ダノンデサイル | [0.91334556 0.08665444] | |
6 | コスモキュランダ | [0.57022115 0.42977885] | |
7 | ミスタージーティー | [0.85663386 0.14336614] | |
8 | アーバンシック | 1 | [0.31105028 0.68894972] |
9 | ダノンエアズロック | 1 | [0.41423207 0.58576793] |
10 | サンライズジパング | [0.90805515 0.09194485] | |
11 | シュガークン | 1 | [0.47586155 0.52413845] |
12 | シックスペンス | 1 | [0.42839897 0.57160103] |
13 | シンエンペラー | 1 | [0.47910905 0.52089095] |
14 | ゴンバデカーブース | [0.67918753 0.32081247] | |
15 | ジャスティンミラノ | 1 | [0.18205107 0.81794893] |
16 | 取消(メイショウタバル) | [0.69070996 0.30929004] | |
17 | ショウナンラプンタ | [0.70693697 0.29306303] | |
18 | エコロヴァルツ | [0.74138804 0.25861196]] |
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