天皇賞(春) 【伝説のGⅠ長距離戦!!】
さあ、今週はいよいよ天皇賞(春)ですね。平地GⅠレースでは最長の3200m芝での戦いです。今週重賞は土曜日に東京でテレビ東京杯青葉賞(GⅡ)、京都でユニコーンステークス(GⅢ)、日曜日に京都で天皇賞(春)(GⅠ)、海外では香港チャンピオンズデーもありますね!青葉賞は皆さんご存知、日本ダービーのトライアルレースですので1着2着馬に優先出走権が与えられます。こちらも大注目ですね。京都競馬場は淀駅が最寄りですので淀と呼ばれます。近くに淀川もありますが、細かく言うと京都競馬場は宇治川と桂川に挟まれたところにあり、宇治川側に面していますね。宇治川、桂川、木津川が合流してから淀川となります。はい、少し脱線しましたが、今週も盛り上がっていきましょう!
天皇賞の「盾」
おさらいになりますが、賞金のほかに、優勝賞品として皇室から楯(プレート)が下賜されます。このため天皇賞を「盾」と表現する競馬記事がちらほらありますね。
「楯」と「盾」の違いは?
- 楯:漢字の「きへん」があることから木製の板状のものに表彰アイテム(プレート)を取り付けたもの。
- 盾:板自体がその形状になっている(盾と矛の盾)といった感じでしょうか。
過去の優勝馬より
天皇賞は歴史が長いので今回は天皇賞(春)の第97回(1988年)からリストにしています。はい、みなさんお気づきですね、ふっふっふ。1994年の覇者は?そうです!筆者タケ(ビワタケヒデ)の偉大な兄、ビワハヤヒデが制しましたね!いえーい!いえーっ・・・すみません、はしゃぎすぎました。
過去優勝馬一覧
第97回 | 1988年 | タマモクロス | 牡4 | 南井克巳 |
第99回 | 1989年 | イナリワン | 牡5 | 武豊 |
第101回 | 1990年 | スーパークリーク | 牡5 | 武豊 |
第103回 | 1991年 | メジロマックイーン | 牡4 | 武豊 |
第105回 | 1992年 | メジロマックイーン | 牡5 | 武豊 |
第107回 | 1993年 | ライスシャワー | 牡4 | 的場均 |
第109回 | 1994年 | ビワハヤヒデ | 牡4 | 岡部幸雄 |
第111回 | 1995年 | ライスシャワー | 牡6 | 的場均 |
第113回 | 1996年 | サクラローレル | 牡5 | 横山典弘 |
第115回 | 1997年 | マヤノトップガン | 牡5 | 田原成貴 |
第117回 | 1998年 | メジロブライト | 牡4 | 河内洋 |
第119回 | 1999年 | スペシャルウィーク | 牡4 | 武豊 |
第121回 | 2000年 | テイエムオペラオー | 牡4 | 和田竜二 |
第123回 | 2001年 | テイエムオペラオー | 牡5 | 和田竜二 |
第125回 | 2002年 | マンハッタンカフェ | 牡4 | 蛯名正義 |
第127回 | 2003年 | ヒシミラクル | 牡4 | 角田晃一 |
第129回 | 2004年 | イングランディーレ | 牡5 | 横山典弘 |
第131回 | 2005年 | スズカマンボ | 牡4 | 安藤勝己 |
第133回 | 2006年 | ディープインパクト | 牡4 | 武豊 |
第135回 | 2007年 | メイショウサムソン | 牡4 | 石橋守 |
第137回 | 2008年 | アドマイヤジュピタ | 牡5 | 岩田康誠 |
第139回 | 2009年 | マイネルキッツ | 牡6 | 松岡正海 |
第141回 | 2010年 | ジャガーメイル | 牡6 | C.ウィリアムズ |
第143回 | 2011年 | ヒルノダムール | 牡4 | 藤田伸二 |
第145回 | 2012年 | ビートブラック | 牡5 | 石橋脩 |
第147回 | 2013年 | フェノーメノ | 牡4 | 蛯名正義 |
第149回 | 2014年 | フェノーメノ | 牡5 | 蛯名正義 |
第151回 | 2015年 | ゴールドシップ | 牡6 | 横山典弘 |
第153回 | 2016年 | キタサンブラック | 牡4 | 武豊 |
第155回 | 2017年 | キタサンブラック | 牡5 | 武豊 |
第157回 | 2018年 | レインボーライン | 牡5 | 岩田康誠 |
第159回 | 2019年 | フィエールマン | 牡4 | C.ルメール |
第161回 | 2020年 | フィエールマン | 牡5 | C.ルメール |
第163回 | 2021年 | ワールドプレミア | 牡5 | 福永祐一 |
第165回 | 2022年 | タイトルホルダー | 牡4 | 横山和生 |
第167回 | 2023年 | ジャスティンパレス | 牡4 | C.ルメール |
天皇賞複数勝利馬一覧(春秋)
そして、今回はもう一つリストにしました。天皇賞は春、秋の開催がありますが、この春秋も合わせて、天皇賞で2勝以上した名馬のリストです。さすがにすごいメンバーですね。
1988年 | 春 | タマモクロス | 牡4 | 南井克巳 |
1988年 | 秋 | タマモクロス | 牡4 | 南井克巳 |
1989年 | 秋 | スーパークリーク | 牡4 | 武豊 |
1990年 | 春 | スーパークリーク | 牡5 | 武豊 |
1991年 | 春 | メジロマックイーン | 牡4 | 武豊 |
1992年 | 春 | メジロマックイーン | 牡5 | 武豊 |
1993年 | 春 | ライスシャワー | 牡4 | 的場均 |
1995年 | 春 | ライスシャワー | 牡6 | 的場均 |
1999年 | 春 | スペシャルウィーク | 牡4 | 武豊 |
1999年 | 秋 | スペシャルウィーク | 牡4 | 武豊 |
2000年 | 春 | テイエムオペラオー | 牡4 | 和田竜二 |
2000年 | 秋 | テイエムオペラオー | 牡4 | 和田竜二 |
2001年 | 春 | テイエムオペラオー | 牡5 | 和田竜二 |
2002年 | 秋 | シンボリクリスエス | 牡3 | 岡部幸雄 |
2003年 | 秋 | シンボリクリスエス | 牡4 | O.ペリエ |
2007年 | 春 | メイショウサムソン | 牡4 | 石橋守 |
2007年 | 秋 | メイショウサムソン | 牡4 | 武豊 |
2013年 | 春 | フェノーメノ | 牡4 | 蛯名正義 |
2014年 | 春 | フェノーメノ | 牡5 | 蛯名正義 |
2016年 | 春 | キタサンブラック | 牡4 | 武豊 |
2017年 | 春 | キタサンブラック | 牡5 | 武豊 |
2017年 | 秋 | キタサンブラック | 牡5 | 武豊 |
2019年 | 春 | フィエールマン | 牡4 | C.ルメール |
2019年 | 秋 | アーモンドアイ | 牝4 | C.ルメール |
2020年 | 春 | フィエールマン | 牡5 | C.ルメール |
2020年 | 秋 | アーモンドアイ | 牝5 | C.ルメール |
2022年 | 秋 | イクイノックス | 牡3 | C.ルメール |
2023年 | 秋 | イクイノックス | 牡4 | C.ルメール |
ワールドプレミア
では今回は2021年覇者、ワールドプレミア殿と取り上げてみたいと思います。2019年菊花賞馬ですね。2021年の本レースではスタートはいまいちでしたが、内枠を利用しうまくリカバリー。前の有力馬を見ながら仕掛けどころを図り、やや早めの外出しも長い脚を使って、終わってみればレコード勝ちでしたね。現在種牡馬として頑張っておられますので、お仔さんたちの活躍が楽しみですね!
【重賞勝鞍】
- 2019年 菊花賞(GⅠ)
- 2021年 天皇賞(春)(GⅠ)
レインボーライン
2018年覇者、レインボーライン殿もおさらいしておきましょう。お父さんはステイゴールド殿ですね。初の重賞制覇は2016年アーリントンカップでしたが5着までタイム差なしの大接戦でしたね。2016年札幌記念では、後の海外GⅠ馬ネオリアリズム殿、GⅠ6勝馬モーリス殿に屈し3着。次走菊花賞では、最優秀3歳牡馬サトノダイヤモンド殿に届かず2着。2017年の天皇賞(春)(秋)ではキタサンブラック殿が制し、ジャパンカップはシュヴァルグラン殿、有馬記念はまたもやキタサンブラック殿。多くの大レースに挑むもいつも強者達が立ちはだかりました。翌年2018年阪神大賞典ではこちらも強敵クリンチャー殿が参戦、レインボーライン殿は3人気でしたがこの長丁場のレースで久しぶりの重賞制覇でしたね。そしていよいよGⅠ挑戦10回目となる2018年天皇賞(春)。ここでもシュヴァルグラン殿が参戦、レインボーライン殿は直線から渾身の走りを見せ、上がり最速でクビ差シュバルグラン殿を交わし、念願のGⅠ初勝利。しかしながら直後に故障発生。残念ながらそのまま引退となりました。お父さんと同様に最後の最後でGⅠ制覇。みなさんに愛される名馬ですね。
【重賞勝鞍】
- 2016年 アーリントンカップ(GⅢ)
- 2018年 阪神大賞典(GⅡ)
- 2018年 天皇賞(春)(GⅠ)
↑人気俳優の歌を歌っています。
コメント