--金曜日予想公開--
秋華賞【史上7頭目の牝馬三冠なるか!!】
さあ、今週はいよいよ牝馬三冠目のレース、秋華賞ですね。注目は何と言ってもスターズオンアースさん。2020年デアリングタクトさん以来の牝馬三冠を目指します。達成すると史上7頭目の快挙ですね。今週の重賞レースは土曜日に東京でアイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(GⅡ)、日曜日に東京で東京ハイジャンプ(J・GⅡ)、阪神で秋華賞(GⅠ)が行われます。本記事では もちろん秋華賞を予想公開します。
牝馬三冠
さて、今回は話題の牝馬三冠についておさらいしておきましょう。競馬を楽しみながら過去の名牝たちの思い出話のネタにしていただければと思います。
達成年 | 馬名 | 主戦騎手 | ミニ情報 |
1986年 | メジロラモーヌ | 河内洋 | 当時のエリザベス女王杯で達成。顕彰馬。 |
2003年 | スティルインラブ | 幸英明 | 秋華賞ではライバル アドマイヤグルーヴさんの猛追をかわす。 |
2010年 | アパパネ | 蛯名正義 | オークスではサンテミリオンさんと同着優勝。 |
2012年 | ジェンティルドンナ | 岩田康誠 | ライバル ヴィルシーナさんとの激闘を制す。顕彰馬。 |
2018年 | アーモンドアイ | C.ルメール | 3戦ともに上がり最速の快勝。 |
2020年 | デアリングタクト | 松山弘平 | 史上初、”無敗”での牝馬三冠を達成。 |
↓【史上初&史上2頭目コンビ】

↓【史上3頭目&史上4頭目コンビ】

↓【史上5頭目&史上6頭目コンビ】

牝馬三冠まであと一歩だった名牝たち
ちなみに1986年メジロラモーヌさん以降で3冠目に挑み、惜しくも牝馬三冠を逃した名牝たちがこちら↓。
出走年 | 馬名 | 主戦騎手 | ミニ情報 |
1987年 | マックスビューティ | 田原成貴 | 当時のエリザベス女王杯で惜しくも2着。 |
1993年 | ベガ | 武豊 | 当時のエリザベス女王杯で惜しくも3着。「ベガはベガでもホクトベガ!」で有名なホクトベガさんに屈す。 |
2009年 | ブエナビスタ | 安藤勝己 | 最後の秋華賞で惜しくも3着。ライバル レッドディザイアさんに屈す。 |
↓マックスビューティさん&ベガさん&ブエナビスタさんのつぶやき
「ちょっとー!私たちのイラストは何で無いのよ!」
筆者タケ(ビワタケヒデ)「すみません・・・・」
阪神競馬場(特徴)
※コースの特徴をみなさんに、簡単にわかりやすく紹介しているページです。他コースも随時追加予定です。予想の期待値向上にご利用ください。ちなみに、レースによっては一部異なってくるものが当然ありますのでご承知おきください。秋華賞については「良さげコーナー」もご参照くださいね。
過去の優勝馬より
では、まずいつものように過去の優勝馬をピックアップしてみます。今回は第1回からリストアップしてみました。昨年は初の阪神競馬場開催となりましたが、アカイトリノムスメさんが絶好の位置からソダシさんら先行勢をマーク。直線での激しいたたき合いを制し、桜花賞4着、オークス2着のリベンジを果たしましたね。お母さんはアパパネさんで母仔での秋華賞制覇となりました。
【過去優勝馬一覧】
第1回 | 1996年 | ファビラスラフイン | 松永幹夫 |
第2回 | 1997年 | メジロドーベル | 吉田豊 |
第3回 | 1998年 | ファレノプシス | 武豊 |
第4回 | 1999年 | ブゼンキャンドル | 安田康彦 |
第5回 | 2000年 | ティコティコタック | 武幸四郎 |
第6回 | 2001年 | テイエムオーシャン | 本田優 |
第7回 | 2002年 | ファインモーション | 武豊 |
第8回 | 2003年 | スティルインラブ | 幸英明 |
第9回 | 2004年 | スイープトウショウ | 池添謙一 |
第10回 | 2005年 | エアメサイア | 武豊 |
第11回 | 2006年 | カワカミプリンセス | 本田優 |
第12回 | 2007年 | ダイワスカーレット | 安藤勝己 |
第13回 | 2008年 | ブラックエンブレム | 岩田康誠 |
第14回 | 2009年 | レッドディザイア | 四位洋文 |
第15回 | 2010年 | アパパネ | 蛯名正義 |
第16回 | 2011年 | アヴェンチュラ | 岩田康誠 |
第17回 | 2012年 | ジェンティルドンナ | 岩田康誠 |
第18回 | 2013年 | メイショウマンボ | 武幸四郎 |
第19回 | 2014年 | ショウナンパンドラ | 浜中俊 |
第20回 | 2015年 | ミッキークイーン | 浜中俊 |
第21回 | 2016年 | ヴィブロス | 福永祐一 |
第22回 | 2017年 | ディアドラ | C.ルメール |
第23回 | 2018年 | アーモンドアイ | C.ルメール |
第24回 | 2019年 | クロノジェネシス | 北村友一 |
第25回 | 2020年 | デアリングタクト | 松山弘平 |
第26回 | 2021年 | アカイトリノムスメ | 戸崎圭太 |
みなさんの思い出のレースはどの年でしょうか?
では、今回優勝馬のイラストは2005年に本レースを制覇したエアメサイアさんです。はい、名牝シーザリオさん、ラインクラフトさんのライバルですね。桜花賞はラインクラフトさん、オークスではシーザリオさんが制し、最後のこのレースでエアメサイアさんが悲願のGⅠタイトルを獲りました。シーザリオさんはオークス後、アメリカのGⅠアメリカンオークスにも勝利しましたが、その後に残念ながら故障で戦線離脱となり、そのまま引退されましたので、秋華賞での3者の再戦は実現されませんでしたね。お互いの産駒では2015年朝日杯フューチュリティステークスで、シーザリオさん産駒のリオンディーズ殿、エアメサイアさん産駒のエアスピネル殿が対決。結果は1着がリオンディーズ殿、2着がエアスピネル殿となりましたが、この産駒対決もしびれましたね。
【エアメサイア 重賞勝鞍】
- 2005年 ローズステークス(GⅡ)
- 2005年 秋華賞(GⅠ)

メイショウマンボ
2013年優勝馬、メイショウマンボさんもおさらいしておきましょう。2013年優駿牝馬(オークス)、秋華賞を武幸四郎騎手とのコンビで制しこの年の牝馬2冠を達成しました。秋華賞では2着に武豊騎手騎乗のスマートレイアーさんが入り、兄弟でワンツーフィニッシュでしたね。さらにこの年のエリザベス女王杯でも他を寄せ付けずに快勝、この年の最優秀3歳牝馬となりました。


以上、「過去の優勝馬より」でした~。

ちょっと、待ちんしゃーい!

あっ、カワカミプリンセスさん、こんにちは。

おい、筆者!オークスの時の約束忘れとるだべ~。なんで、あたいを取り上げんとな?2006年の覇者である、あたいを!

(やべっ!また取り上げるの忘れてた!)
いやあ~、決して忘れてたわけでは・・・ハハハ・・・

忘れてたんちゃうの!

ハハハ・・・、来年のオークスでは、ぜひお願いします。きっと読者のみなさんも楽しみにしてくれますよ、ハハハ・・・(また取り上げるの、忘れそうだな・・ボソッ)。

なんか、また忘れられそうでごわすね。

・・・。すみません、カワカミプリンセスさんって、出身どこですか?

三石川上じゃきに。

・・・。いろんな方言が混じってますけど・・。

ファインモーション
ファインモーションさんもおさらいしましょう!2002年秋華賞に、それまで4戦4勝の無敗で挑みました。過去4戦は新馬、500万下、特別戦(1000下)、ローズSでの勝利で桁違いの圧勝。当時の規定により桜花賞と優駿牝馬(オークス)には出走できませんでしたので、秋華賞がGⅠ初挑戦だったわけですが、いざ本番でも、中団前目から危なげなく、持ったままで上がり最速のぶっちぎりで圧勝でした。続くエリザベス女王杯でも完勝し、無敗のまま古馬GⅠまで制しました。ちなみに2002年桜花賞勝ち馬のアローキャリーさんはローズSで16着(1着はファインモーションさん)、2002年優駿牝馬(オークス)勝ち馬のスマイルトゥモローさんはエリザベス女王杯で6着(1着はファインモーションさん)なので、そう考えるとファインモーションさんの怪物ぶりが分かりますね。


おい!

ハハハ・・・
突然ですが、問題です!
【Q1】
今回、2005年覇者のエアメサイアさんを取り上げましたが、エアメサイアさんと同期である2002年生まれの競走馬で生涯獲得賞金第1位は??
【Q2】
では、エアメサイアさんのお母さんのお名前は??
①ヒデヴ
②デジャヴ
③エアデジャヴー
秋華賞予想
では秋華賞の予想に戻りましょう。
払戻金と人気
まずは過去の払戻金と人気を見てみます。過去10年の払戻金と人気は下表のとおりです。波乱の年もありますね。今年は高配当なるでしょうか?!
※スマホの方へ。表はスクロールできます。
年度 | 単勝 | 枠連 | 馬連 | 馬単 | 三連複 | 三連単 | 1着人気 | 2着人気 | 3着人気 |
2021 | 890 | 1,330 | 2,250 | 4,890 | 4,190 | 26,410 | 4 | 2 | 3 |
2020 | 140 | 2,580 | 2,670 | 3,140 | 17,920 | 44,110 | 1 | 10 | 9 |
2019 | 690 | 1,680 | 2,180 | 4,950 | 15,170 | 70,970 | 4 | 2 | 10 |
2018 | 130 | 710 | 880 | 1,000 | 2,360 | 5,600 | 1 | 5 | 3 |
2017 | 630 | 1,100 | 1,510 | 2,900 | 3,180 | 14,760 | 3 | 4 | 5 |
2016 | 630 | 1,870 | 3,550 | 6,170 | 20,940 | 95,520 | 3 | 4 | 8 |
2015 | 300 | 670 | 2,790 | 4,100 | 22,790 | 85,610 | 1 | 5 | 8 |
2014 | 1,010 | 520 | 630 | 2,050 | 1,940 | 12,790 | 3 | 1 | 4 |
2013 | 520 | 630 | 950 | 2,250 | 50,030 | 233,560 | 3 | 2 | 15 |
2012 | 130 | 230 | 250 | 300 | 1,990 | 3,660 | 1 | 2 | 6 |
良さげコーナー
- 差し馬が良さげ。
- オークス、ローズステークス、紫苑ステークス組が良さげ。
- ディープインパクト産駒が良さげ。
2008年~2021年データより
【成績上位騎手】 ※数字は回数
1着 | 2着 | 3着 | |
岩田康誠 | 3 | 1 | 0 |
C.ルメール | 2 | 1 | 0 |
浜中俊 | 2 | 0 | 0 |
福永祐一 | 1 | 1 | 1 |
【上位人気馬券内率】
1人気 | 57.1% |
2人気 | 50.0% |
3人気 | 50.0% |
4人気 | 35.7% |
5人気 | 21.4% |
6人気 | 14.3% |
7人気 | 7.1% |
8人気 | 14.3% |
9人気 | 7.1% |
10人気 | 14.3% |
11人気 | 0.0% |
12人気 | 0.0% |
13人気 | 0.0% |
14人気 | 0.0% |
15人気 | 7.1% |
16人気 | 0.0% |
17人気 | 0.0% |
18人気 | 0.0% |
【配当平均値、中央値】
馬連 | 三連複 | 三連単 | |
平均値 | 3,329 | 143,986 | 828,920 |
中央値 | 1,845 | 3,720 | 20,585 |
【ペース】
ペース | 回数 |
S | 3 |
M | 10 |
H | 1 |
【着順と人気の組み合わせ(参考)】
はい、ということで、今回も簡易的なミニ情報でまとめてみました。
※スマホの方へ。表はスクロールできます。
馬番 | 馬名 | 性別 | 斤量 | 騎手 | 勝鞍等、ミニ情報 |
1 | ウインエクレール | 牝3 | 55 | 松岡正海 | 滞在効果で馬券内伺う。半兄はあのウインブライト殿。 |
2 | ライラック | 牝3 | 55 | M.デムーロ | 仕上がり万全。偶数枠も良い。フェアリーSでは後の2冠馬を封じている。ゲートがカギ。 |
3 | タガノフィナーレ | 牝3 | 55 | 鮫島克駿 | 抽選突破。厩舎はGⅠ初挑戦。 |
4 | ラブパイロー | 牝3 | 55 | 酒井学 | 芝復帰。内枠生かし先行ハナ伺う。 |
5 | ストーリア | 牝3 | 55 | 松山弘平 | 新星が突き抜けるか。同厩デアリングタクトさんに続く勢い。 |
6 | メモリーレゾン | 牝3 | 55 | 古川吉洋 | 阪神歓迎。末脚は持っている。 |
7 | スタニングローズ | 牝3 | 55 | 坂井瑠星 | 薔薇一族が秋の華の名誉へ。 |
8 | ナミュール | 牝3 | 55 | 横山武史 | 同僚と隣枠で安心。先行馬が疲れるスキに末脚発揮か。 |
9 | スターズオンアース | 牝3 | 55 | C.ルメール | 骨折明けの直行となるが、馬体成長。三冠譲れない。 |
10 | アートハウス | 牝3 | 55 | 川田将雅 | ローズSは踏ん張る。お母さんは秋華賞2着馬のパールコードさん。 |
11 | エグランタイン | 牝3 | 55 | 池添謙一 | 前走長い脚を使って権利獲得。阪神コースはいまいちも、上がり馬の一発なるか。 |
12 | ウォーターナビレラ | 牝3 | 55 | 武豊 | オークスは発走時刻遅れでイレ込み。ゲートまでの状態がカギ。 |
13 | エリカヴィータ | 牝3 | 55 | 福永祐一 | 有力馬を見ながら末脚にかける。厩舎は秋華賞熟知、連覇狙う。 |
14 | ブライトオンベイス | 牝3 | 55 | 秋山真一郎 | 大幅距離延長もお父さん譲りの先行粘り発揮か。 |
15 | サウンドビバーチェ | 牝3 | 55 | 岩田望来 | オークス除外の雪辱へ。紫苑Sではきっちり権利獲り。調教師兄弟対決も注目。 |
16 | プレサージュリフト | 牝3 | 55 | 戸崎圭太 | 馬体成長。厳しい外枠も巻き返す。 |
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