タケコの部屋
※この話はフィクションです。基本、事実とは全く関係ありません。(一部事実もありますけど。)
♪ルールルッ、ルルル、ルールル~♪
こんにちは、クロヤナギタケコです。
本日のお客様は、ロードカナロア殿でーす。
ロードカナロア 「ここは、小籠包が人気のお店かな?あっ、ちまきも頼もうかな~。この後、屋台行くよね? ねっ!」
タケコ 「・・・。あの~、どこにいる想定でしょうか?・・・」
ロードカナロア 「もちろん、香港っしょ!!」
タケコ 「・・・。ここは日本です。タケコの部屋なんで。」
ロードカナロア 「え~!!、じゃあ、本場の点心、食べれないじゃーん!亀ゼリーとかも食べれないじゃーん!シクシク・・・。」
タケコ 「・・・。わかりました。お話聞かせて頂いたら、香港行きのチケットあげますから。ちょっといろいろとお聞きしますね。」
ロードカナロア 「やり~!! ワンタンミンも食べれるぜ~!ワンタンミンね!『メン』じゃなくて『ミン』ね!ここ大事!」
タケコ 「・・・。わかりました。では、まずロードカナロア殿のご活躍ぶりを紹介しましょう。デビューは2010年、香港に近い小倉でのデビューでした。生涯成績は19戦13勝、重賞成績は9勝(内GⅠレース6勝)という輝かしい成績を収められました。では、まず新馬戦からお伺いしましょうか?」
ロードカナロア 「いやだ! 早く香港行きたいから、はしょって、はしょって!」
タケコ 「・・・。わかりました。では2012年の高松宮記念からお伺いしましょう。このレースはいかがでしたか?」
ロードカナロア 「むむ、デビューから6戦4勝で迎えた京阪杯を制し、さらに次走のシルクロードステークスを制して重賞連勝、しかも全て連対。そこをはしょって、いきなり高松宮記念を聞いてくるとは・・・ナイス『はしょり』!」
タケコ 「結構、自分で言いましたね・・・。確かにずっと1人気でしたしね。高松宮記念でも1人気で結局デビューからセントウルステークスまで11戦連続1人気でした。改めて2012年の高松宮記念はいかがでしたか?」
ロードカナロア 「うむ、憧れのカレンチャン先輩もいたので、ちょっと照れちゃった(テヘッ)。レースも僕と大魔神先輩(マジンプロスパー殿)で二人でカレンチャン先輩を追いかけながら、じっと見とれていたら、そのまま3着だった・・(テヘッ)。そういえばダッシャーゴーゴー先輩もこっそり追走してたな。」
(ダッシャーゴーゴー「テヘッ」)
タケコ 「『テヘッ』て・・・。確かにカレンチャンさんは好位先行から最後粘りましたね。では、ちょっと”はしょって”、2012年スプリンターズステークスはいかがでしたか?」
ロードカナロア 「うむ、またまた憧れのカレンチャン先輩と一緒だったので、やっぱり照れちゃった(テヘッ)。カレンチャン先輩もだいぶダイエット(マイナス12kgで出走)に成功していたので、可憐だったなあ~(テヘッ)。レースもいつも通りカレンチャン先輩の後ろに陣取り、見とれてたけど、最後は猛烈アピールしようと張り切って走ったら、勝っちゃった(テヘッ)。」
タケコ 「でしたね。確かにナイスレースでした。このレースではデビューからの連続1人気が『11』で途切れ2人気でした。カレンチャンさんが1人気でしたね。」
ロードカナロア 「カレンチャン先輩だから、許す(テヘッ)。」
タケコ 「はい、では次に・・・ここはさすがに”はしょれない”ですね。次走の香港スプリントについてお聞きしましょう。このレースはいかがでしたか?」
ロードカナロア 「うむ、ここはさすがに”はしょれん”な!なんてったって、カレンチャン先輩と初の海外旅行!カレンチャン先輩は前年も香港に行ってたから、いろいろ美味しいものを教えてくれたし、香港の屋台とか一緒に食べれて最高だったなあ~。『超テヘッ』だった!」
タケコ 「『超テヘッ』て・・・。しかし憧れのカレンチャンさんと海外旅行できて良かったですね。そのおかげもあってレースも完勝でしたね。」
ロードカナロア 「うむ、さすがに『超テヘッ』パワー発動だったな。カレンチャン先輩もお祝いにまた屋台に連れてってくれたし(テヘッ)。」
タケコ 「良かったですね。え~それでは次にちょっと”はしょって”、連覇のかかった2013年高松宮記念はいかがでしたか?」
ロードカナロア 「うむ、ここはカレンチャン先輩も居なかったんで、冷静にきっちり走ったな。前にメモリアルイヤーちゃんとアイラブリリちゃんが走っていたが、僕はカレンチャン先輩一筋!目移りせず!ダッシャーゴーゴー先輩はこっそりメモリアルイヤーちゃんとアイラブリリちゃんに完全目移りして後ろを追いかけてたな。」
(ダッシャーゴーゴー「テヘッ」)
タケコ 「ダッシャーゴーゴー殿・・・。はい、改めまして、このレースでGⅠレース3連勝となり、次走は安田記念でしたが、このレースは?」
ロードカナロア 「うむ、久しぶりのマイル戦だったし、同期のショウナンマイティ君とかグランプリボス君とか強者がいた中で正直よく勝てたな。最後のショウナンマイティ君の猛追はさすがに凄かったけど。」
タケコ 「クビ差でしたね。ここでもGⅠレース連勝を伸ばしましたが、次走のセントウルステークスでは惜しくも2着、そしてその次にこちらも連覇のかかった2013年スプリンターズステークスを迎えましたが、このレースは?」
ロードカナロア 「うむ、前走のセントウルステークスでハクサンムーン君の『くるくる攻撃』にしてやられたな。なんてったって、馬場入場からくるくるくるくる・・・スタートしてからも2コーナーではフィギュアスケートのジャンプばりにダブルアクセルを決め、3コーナーではトリプルアクセル、4コーナーでは4回転アクセルを決めてたからな。フィギュアスケート選手に転向しても通用するな~と思った。」
タケコ 「・・・・通用しないと思いますが・・・。」
ロードカナロア 「なんで、スプリンターズステークスではレース前にハクサンムーン君のスケート靴をこっそり隠しておいたから、『くるくる攻撃』を阻止。きっちりリベンジしてやったのさ。」
タケコ 「・・・スケート靴は持ってないと思いますが・・・。しかし、これでサクラバクシンオー殿以来19年ぶりの連覇でしたね。しかも同一年春秋スプリントGⅠ制覇、さすがです。さて、最後となりますが、引退レースとなった2013年香港スプリント、こちらも連覇がかかっていましたが?」
ロードカナロア「うむ、カレンチャン先輩は居なかったが、一緒に過ごした香港旅行を思い出すと一気に気合が入ったな。」
タケコ「信じられないくらいの5馬身差の圧勝でしたね。すばらしい有終の美となりました。おや、ちょうどお時間も来たようです。ロードカナロア殿、また遊びにいらしてくださいね。では、みなさん、ごきげんよう。」
ロードカナロア 「いえーい!香港!」
タケコ 「香港行きのチケットは1年後くらいに届くと思います。ボソッ・・」
(ダッシャーゴーゴー「♪メ・キ・シ・カ~ン、ロ~ック~、ゴ~ゴ~、ゴ~ゴ~♪、
♪メ・キ・シ・カ~ン、ロ~ック~、ゴ~ゴ~、ゴ~ゴ~!♪」)
【ロードカナロア 重賞勝鞍】
- 2011年 京阪杯(GⅢ)
- 2011年 シルクロードステークス(GⅢ)
- 2012年 スプリンターズステークス(GⅠ)
- 2012年 香港スプリント(GⅠ)
- 2013年 阪急杯(GⅢ)
- 2013年 高松宮記念(GⅠ)
- 2013年 安田記念(GⅠ)
- 2013年 スプリンターズステークス(GⅠ)
- 2013年 香港スプリント(GⅠ)
※ちなみに、カレンモエさんがお二人(馬ですけど)の娘さんですね!
顕彰馬
今回は顕彰馬のロードカナロア殿を特集しましたので、顕彰馬についてまとめておきましょう。
顕彰馬(けんしょうば)とは、JRA発展に特に貢献のあった馬の功績をたたえるもので、いわゆる「競馬の殿堂入り」です。
顕彰馬一覧をまとめてみました。さすがに、すごいメンバーです。
選考年度 | 馬名 | 性 | 生年月日 | 主な勝鞍 | 競走成績 | 備考 |
2020年 | キタサンブラック | 牡 | 2012年3月10日 | 菊花賞、天皇賞(春)2回、ジャパンカップ、大阪杯、天皇賞(秋)、有馬記念 | 20戦12勝 | GⅠ 7勝 |
2018年 | ロードカナロア | 牡 | 2008年3月11日 | スプリンターズステークス2回、高松宮記念、安田記念、香港スプリント2回 | 日本・17戦11勝 海外・2戦2勝 | GⅠ 6勝 |
2016年 | ジェンティルドンナ | 牝 | 2009年2月20日 | 桜花賞、優駿牝馬、秋華賞、ジャパンカップ2回、有馬記念、ドバイシーマクラシック | 日本・17戦9勝 海外・2戦1勝 | GⅠ 7勝 |
2015年 | オルフェーヴル | 牡 | 2008年5月14日 | 皐月賞、日本ダービー、菊花賞、有馬記念2回、宝塚記念 | 日本・17戦10勝 海外・4戦2勝 | GⅠ 6勝 、凱旋門賞2着:2回 |
2014年 | エルコンドルパサー | 牡 | 1995年3月17日 | NHKマイルカップ、ジャパンカップ、サンクルー大賞 | 日本・7戦6勝 海外・4戦2勝 | GⅠ 2勝 、凱旋門賞2着 |
2011年 | ウオッカ | 牝 | 2004年4月4日 | 阪神ジュベナイルフィリーズ、日本ダービー、安田記念2回、天皇賞<秋>、ヴィクトリアマイル、ジャパンカップ | 日本・22戦10勝 海外・4戦0勝 | GⅠ 7勝 |
2008年 | ディープインパクト | 牡 | 2002年3月25日 | 皐月賞、日本ダービー、菊花賞、天皇賞<春>、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念 | 日本・13戦12勝 海外・1戦0勝 | GⅠ 7勝 |
2004年 | テイエムオペラオー | 牡 | 1996年3月13日 | 皐月賞、天皇賞<春>2回、宝塚記念、天皇賞<秋>、ジャパンカップ、有馬記念 | 日本・26戦14勝 | GⅠ 7勝 |
2004年 | タケシバオー | 牡 | 1965年4月23日 | 朝日杯3歳S、天皇賞<春>、スプリンターズS | 日本・27戦16勝 海外・2戦0勝 | 怪物 |
1999年 | タイキシャトル | 牡 | 1994年3月23日 | 安田記念、マイルチャンピオンシップ2回、スプリンターズステークス、ジャックルマロワ賞(仏) | 日本・12戦10勝 海外・1戦1勝 | 日本の誇るマイラー |
1997年 | ナリタブライアン | 牡 | 1991年5月3日 | 朝日杯3歳S、皐月賞、ダービー、菊花賞、有馬記念 | 21戦12勝 | シャドーロールの三冠馬 |
1995年 | トウカイテイオー | 牡 | 1988年4月20日 | 皐月賞、ダービー、ジャパンカップ、有馬記念 | 12戦9勝 | 不屈の帝王 |
1994年 | メジロマックイーン | 牡 | 1987年4月3日 | 菊花賞、天皇賞<春>2回、宝塚記念 | 21戦12勝 | 最強のステイヤー |
1991年 | オグリキャップ | 牡 | 1985年3月27日 | 有馬記念2回、マイルチャンピオンシップ、安田記念 | 地方・12戦10勝 中央・20戦12勝 | スーパー・スター |
1990年 | マルゼンスキー | 牡 | 1974年5月19日 | 朝日杯3歳S | 8戦8勝 | 夢のスーパー・カー |
1990年 | テンポイント | 牡 | 1973年4月19日 | 阪神3歳S、天皇賞<春>、有馬記念 | 18戦11勝 | 流星の貴公子 |
1990年 | スピードシンボリ | 牡 | 1963年5月3日 | 天皇賞<春>、有馬記念2回、宝塚記念 | 日本・39戦17勝 海外・4戦0勝 | 時代の先駆者 |
1990年 | メイヂヒカリ | 牡 | 1952年3月24日 | 朝日杯3歳S、菊花賞、天皇賞<春>、有馬記念 | 21戦16勝 | 黄金の脚 父:クモハタ(顕彰馬) |
1990年 | コダマ | 牡 | 1957年4月15日 | 皐月賞、ダービー、宝塚記念 | 17戦12勝 | 夢の超特急 |
1987年 | メジロラモーヌ | 牝 | 1983年4月9日 | 桜花賞、オークス、エリザベス女王杯 | 12戦9勝 | 牝馬三冠 |
1987年 | シンボリルドルフ | 牡 | 1981年3月13日 | 皐月賞、ダービー、菊花賞、有馬記念2回、天皇賞<春>、ジャパンカップ | 日本・15戦13勝 海外・1戦0勝 | 七冠馬、トウカイテイオー (顕彰馬)の父 |
1986年 | ミスターシービー | 牡 | 1980年4月7日 | 皐月賞、ダービー、菊花賞、天皇賞<秋> | 15戦8勝 | 奇跡の豪脚 |
1985年 | グランドマーチス | 牡 | 1969年5月13日 | 中山大障害4回、京都大障害3回 | 63戦23勝(障害39戦19勝) | 飛越の天才 |
1985年 | セイユウ | 牡 | 1954年3月28日 | 七夕賞、福島記念、セントライト記念 | 49戦26勝(サラ戦25戦5勝) | アラブの怪物 |
1984年 | トウショウボーイ | 牡 | 1973年4月15日 | 皐月賞、有馬記念、宝塚記念 | 15戦10勝 | 天馬 |
1984年 | ハイセイコー | 牡 | 1970年3月6日 | 地方・青雲賞 中央・皐月賞、宝塚記念 | 地方・6戦6勝 中央・16戦7勝 | 国民のアイドル |
1984年 | シンザン | 牡 | 1961年4月2日 | 皐月賞、ダービー、菊花賞、宝塚記念、天皇賞<秋>、有馬記念 | 19戦15勝 | 最強の戦士 |
1984年 | ハクチカラ | 牡 | 1953年4月20日 | ダービー、天皇賞<秋>、有馬記念、米国・ワシントンB・H | 日本・32戦20勝 海外・17戦1勝 | 栗毛の国際派 |
1984年 | トキノミノル | 牡 | 1948年5月2日 | 朝日杯3歳S、皐月賞、ダービー | 10戦10勝 | 幻の馬 |
1984年 | トサミドリ | 牡 | 1946年5月20日 | 皐月賞、菊花賞 | 31戦21勝 | 希代の名馬 |
1984年 | トキツカゼ | 牝 | 1944年3月10日 | 皐月賞、オークス | 30戦11勝 | 名牝 |
1984年 | クリフジ | 牝 | 1940年3月12日 | ダービー、オークス、菊花賞 | 11戦11勝 | 最強の牝馬 |
1984年 | セントライト | 牡 | 1938年4月2日 | 皐月賞、ダービー、菊花賞 | 12戦9勝 | 黒鹿毛の勇者 |
1984年 | クモハタ | 牡 | 1936年3月4日 | ダービー | 21戦9勝 | 栗毛の貴公子、 メイヂヒカリ (顕彰馬)の父 |
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