最強牝馬と共に
今回は過去の名牝より、このお二人(馬ですけど)を取り上げたいと思います。ヴィルシーナさんとストレイトガールさんです。ヴィクトリアマイルを連覇したお二人(馬ですけど)ですね。
ヴィルシーナ
2012年桜花賞、オークス、ローズS、秋華賞において全て2着の惜敗。4戦連続ジェンティルドンナさんに屈す。計8度の対戦でジェンティルドンナさんが7度の先着。ヴィルシーナさんが先着したのは2014年宝塚記念でヴィルシーナさんが3着、ジェンティルドンナさんが9着というのが1度だけ。そのうっぷんを晴らすかのように2013年2014年ヴィクトリアマイルを連覇、やはり並みの馬ではありませんでした。世代が違えば、三冠牝馬もありえたかもしれませんね。
【重賞勝鞍】
- 2012年 デイリー杯クイーンC(GⅢ)
- 2013年 ヴィクトリアマイル(GⅠ)
- 2014年 ヴィクトリアマイル(GⅠ)
ストレイトガール
5歳で重賞制覇し、6歳以降にGⅠ3勝。2016年ヴィクトリアマイルではJRA史上初の7歳牝馬でのGⅠ制覇でした。
【重賞勝鞍】
- 2014年 シルクロードステークス(GⅢ)
- 2015年 ヴィクトリアマイル(GⅠ)
- 2015年 スプリンターズステークス(GⅠ)
- 2016年 ヴィクトリアマイル(GⅠ)
では、お二人(馬ですけど)の会話をのぞいてみましょう。
ヴィルシーナ 「あら~、ストレイトガールちゃん、お久しぶり~!」
ストレイトガール「あっ、ヴィルシーナちゃん、久しぶり~。」
ヴィルシーナ 「何してんの~?」
ストレイトガール「今から新潟競馬場の千直に行こうと思って。『ストレイト』だけに!」
ヴィルシーナ 「・・・」
ストレイトガール「『ストレイト=直線』だけに!」
ヴィルシーナ 「ちょっと、何言ってのかわかんなーい。」
ストレイトガール「そういえば、今週、ヴィクトリアマイルがあるらしいよ。」
ヴィルシーナ 「ああ、私が『頂点』を2回も獲ったレースね。『ヴィルシーナ』だけに!」
ストレイトガール 「・・・。ちょっと、何言ってのかわかんな~い。」
ヴィルシーナ 「『ヴィルシーナ=頂点』だけに!」
ストレイトガール 「ああ、私も『頂点』を2回獲ったけど。」
ヴィルシーナ 「『ストレイト』だけに?」
ストレイトガール「意味分かんなーい。まあ、前年にヴィルシーナちゃんに負けてから、頑張ったんだけどね~」
ヴィルシーナ 「2014年の話ね。そういえば、2013年覇者の私なのに11人気って、どういうことよ!アッタマ来て、爆走しちゃったわ!」
ストレイトガール「確かに、全然追いつけなかったわ。」
ストレイトガール「あの走りなら、ジェンティルドンナちゃんに勝てたかもね~」
ヴィルシーナ「むむ~、私の前に立ちはだかった永遠のライバルね。彼女には一度も勝てなかったわ。(宝塚記念で唯一先着したことはあるけど・・・)」
ストレイトガール「私は、彼女に負けたことないわ!」
ヴィルシーナ「対決したことねーだろっ!!」
ストレイトガール「新潟千直なら負けないわ!」
ヴィルシーナ「1000m走ったことねーだろっ!!つーか、ジェンティルドンナちゃんもスプリンターじゃねえーし!!」
ストレイトガール「まあ、でも素敵なライバルだったわね。」
ヴィルシーナ「ふふ、そうね。牝馬三冠レースで彼女に負けてたお陰で、ヴィクトリアマイルは燃えたわ。(ジェンティルドンナちゃんは中距離路線に行ったからよかった~。ボソッ。)」
ストレイトガール「まあ、ジェンティルドンナちゃんは中距離路線に行ったからよかったね。」
ヴィルシーナ「聞こえてたんかい!!」
ストレイトガール「まあ、その辺でお茶でもしましょー。」
ヴィルシーナ「そうしましょー。まっしろノワールとか、いいね。ジェンティルドンナちゃんともよくお茶するのよね~。」
(スタスタスタ、ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ、二人仲良く立ち去る・・・・)
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