タケコの部屋
※この話はフィクションです。基本、事実とは全く関係ありません。(一部事実もありますけど。)
♪ルールルッ、ルルル、ルールル~♪
こんにちは、クロヤナギタケコです。
本日のお客様は、ジェンティルドンナさんでーす。
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!これ、マリトッツォね?いただこうかしら。」
タケコ 「・・・。あっ、そちらのデザートですね。どうぞどうぞ。」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!デザートじゃなくて、『ドルチェ』ね!ド・ル・チェッ!(ひょい、パクッ。)う~ん♪ボ~ノ~♪」
タケコ 「・・・。オホホホ。さようでございましたね。さすが、イタリアの『貴婦人』ざますね。」
ジェンティルドンナ 「ティラミスはあるかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。ご用意いたしましょう。スタッフ~!では、ティラミスが来る前にジェンティルドンナさんのご活躍をご紹介しましょう。ジェンティルドンナさんは桜花賞、優駿牝馬、秋華賞、ジャパンカップ2回、有馬記念、ドバイシーマクラシックとGⅠ7勝。顕彰馬でいらっしゃいますね。現役時代は数々の名勝負を繰り広げられましたので、今回は詳しくお伺いしましょう。」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!ティラミスはまだかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。もうすぐご用意できますので、しばらくお待ちください。え~、まずは桜花賞からお伺いしましょう。このレースはいかがでしたか?」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!同じサンデー仲間のジョワドヴィーヴルちゃんが阪神JFで勝ってたし~、今度はワタシかな~なんて感じで。あっ、サンデー仲間の”サンデー”って、あのアメリカ生まれのアイスじゃないわよ~。サンデーレーシングの方ね。ここ大事!ティラミスはまだかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。誰もアイスのサンデーとは思わないでしょうけど。ティラミスはもうすぐご用意できますので、しばらくお待ちください。スタッフ~!」
ジェンティルドンナ 「時間かかりそうだから、カンノーロも追加してくださる?」
タケコ 「・・・。オホホホ。わかりました。ご用意しますのでしばらくお待ちください。スタッフ~!では次にオークスのお話をお願いします。」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!岩田のとっつあんが騎乗停止中でしたから、鞍上は将雅ちゃんになったけど雰囲気は良かったわね。ヴィルシーナちゃんが桜花賞のリベンジ!って燃えて、気合乗りすぎて大魔神のような顔になってたけど、なんとか交わしたわ。ティラミスとカンノーロはまだかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。『岩田のとっつあん』て・・・。しかし、5馬身差の圧勝でしたね。しかもレースレコード。とても強い内容でした。あっ、ティラミスとカンノーロが来ましたよ~、どうぞお召し上がりください。」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!(ひょい、パクッ。ひょい、パクッ。)う~ん♪ボ~ノ~♪パンナコッタあるかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。ご用意いたしましょう。スタッフ~!では、次に秋の始動戦、ローズステークスはいかがでしたか?」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!さすがに1人気になっちゃったけど、久しぶりのレースでちょっとドルチェ食べすぎだったかしら。ヴィルシーナちゃんと一緒にもりもり食べてて、彼女の方が馬体重は増えてたわね。あの時の彼女の体つきは完全に大魔神だったわ。桜花賞、オークスのリベンジ!って燃えて、またまた大魔神のような顔になってたけど。パンナコッタはまだかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。もうすぐご用意できますので、しばらくお待ちください。それにしても、ヴィルシーナさんは悔しい3連続2着でしたね。え~、では本番の秋華賞はいかがでしたか?」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!牝馬三冠がかかってたけど、全然平気だったわ。パンナコッタはまだかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。返し馬で『岩田のとっつあん』を振り落として、落馬させてましたけど?・・・」
ジェンティルドンナ 「オッ、オーホッホッホ!(あせり)。まあ、でもきっちり勝ったわよ!大魔神が先行して突進してたけど、なんとか交わしたわね。ハナ差だったけど。パンナコッタはまだかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。大魔神て・・。ヴィルシーナさんもなんとか一矢を報いたかったでしょうね。ジェンティルドンナさんに4連敗、しかも4連続2着。またもや悔しい思いをしたでしょう。あっ、パンナコッタ来ましたよ~、どうぞお召し上がりください。」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!(ひょい、パクッ。)う~ん♪ボ~ノ~♪ビスコッティあるかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。ご用意いたしましょう。スタッフ~!では、次にいよいよ古馬との初対決、ジャパンカップでしたが、このレースはいかがでしたか?」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!3歳乙女はワタシだけだったからね~。でも、サンデー仲間のフェノーメノ君や先輩たちがいっぱいいたから、やさしくしてくれたわ。あっ、サンデー仲間の”サンデー”って、あのアメリカ生まれのアイスじゃないわよ~。サンデーレーシングの方ね。ここ大事!ビスコッティはまだかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。誰もアイスのサンデーとは思わないでしょうけど。オルフェーヴル殿、ルーラーシップ殿、ローズキングダム殿など強者サンデーがたくさんいらっしゃいましたね。特にオルフェーヴル殿とのたたき合いは凄まじかったですね。しかも3歳乙女の優勝はジャパンカップ史上初でした。ビスコッティはもうすぐご用意できますので、しばらくお待ちください。スタッフ~!」
ジェンティルドンナ 「時間かかりそうだから、スフォリアテッラも追加してくださる?」
タケコ 「・・・。オホホホ。わかりました。ご用意しますのでしばらくお待ちください。スタッフ~!では次は初の海外遠征でしたね。ドバイシーマクラシックはいかがでしたか?」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!『デザートサファリ』でデザート食べまくり!ビスコッティとスフォリアテッラはまだかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。『デザートサファリ』って砂漠ツアーですけど・・・。しかも『デザート』って言っちゃってますけど・・・ドルチェでは?・・」
ジェンティルドンナ 「オッ、オーホッホッホ!(あせり)。じょ、冗談よ~。ドルチェが無くて気分がいまいちだったから2着だったわ。ビスコッティとスフォリアテッラはまだかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。あっ、ビスコッティとスフォリアテッラが来ましたよ~。どうぞお召し上がりください。」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!(ひょい、パクッ。ひょい、パクッ。)う~ん♪ボ~ノ~♪カッサータあるかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。ご用意いたしましょう。スタッフ~!では、次ですが、宝塚記念ではゴールドシップ殿に屈し3着、続く天皇賞秋ではジャスタウエイ殿に交わされ2着でした。そして迎えたジャパンカップで見事2連覇を達成しましたが、このときはいかがでしたか?」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!同期のゴールドシップ君をマークしようと思ったけど、彼、口から火を噴きながら走ってたから珍しく凡走してたわね。さすが、怪獣ね。おかげさまで先行してそのまま余裕で勝てるかな~と思ってたら、デニムアンドルビーちゃんがとんでもない末脚で猛追してきたからちょっとびっくりしたけど。カッサータはまだかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。火は噴いていないと思いますが・・・確かに怪獣ではありますね。カッサータはもうすぐご用意できますので、しばらくお待ちください。スタッフ~!」
ジェンティルドンナ 「時間かかりそうだから、ジェラートも追加してくださる?」
タケコ 「・・・。オホホホ。わかりました。ご用意しますのでしばらくお待ちください。スタッフ~!では次は京都記念を挟んで、2度目の海外遠征となったドバイシーマクラシックですが、いかがでしたか?ドルチェも無かったかと思いますが?」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!さすがに2回目なんで、ドルチェ持ってったのよ~。学習ね、学習!おかげで前年のリベンジが果たせたわ。カッサータとジェラートはまだかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。あっ、カッサータとジェラートが来ましたよ~。どうぞお召し上がりください。」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!(ひょい、パクッ。ひょい、パクッ。)う~ん♪ボ~ノ~♪イタリアンプリンあるかしら?」
タケコ 「・・・。オホホホ。ご用意いたしましょう。スタッフ~!では、次ですが、2014年宝塚記念ではまたもやゴールドシップ殿に屈し、続く天皇賞秋ではスピルバーグ殿に交わされ2着でした。そして迎えたジャパンカップでは3連覇がかかっていましたが、残念ながらエピファネイア殿に阻まれました。しかししかし、最後の有馬記念でゴールドシップ殿、エピファネイア殿、ジャスタウェイ殿など錚々たるメンバーを退け、有終の美となりました。このときはいかがでしたか?」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!ジャパンカップはちょっと不完全燃焼だったからね~。2014年は中山競馬場の改修工事もあったんで、9月開催が無かったでしょ。なんで、馬場状態も例年よりいいだろうから有馬記念で引退としたのよ~。枠順ドラフトで、マー君が1番くじ引いてくれて絶好枠だったわね。うまく先行できたわ。」
タケコ 「最後も快勝でしたね。すばらしい有終の美でした。おや、ちょうどお時間が来たようです。ジェンティルドンナさん、また遊びにいらしてくださいね。では、みなさん、ごきげんよう。」
ジェンティルドンナ 「イタリアンプリンはまだかしら?」
タケコ 「すみません、スタッフが帰ってしまいましたので、帰りに自分で買ってください。」
ジェンティルドンナ 「オーホッホッホ!しょうがないわね。やっぱりグラニータにしようかしら。」
【ジェンティルドンナ 重賞勝鞍】
- 2012年 シンザン記念(GⅢ)
- 2012年 桜花賞(GⅠ)
- 2012年 オークス(GⅠ)
- 2012年 ローズステークス(GⅡ)
- 2012年 秋華賞(GⅠ)
- 2012年 ジャパンカップ(GⅠ)
- 2013年 ジャパンカップ(GⅠ)
- 2014年 ドバイシーマクラシック(GⅠ 海外)
- 2014年 有馬記念(GⅠ)
顕彰馬
今回は顕彰馬のジェンティルドンナさんを特集しましたので、顕彰馬についてまとめておきましょう。
顕彰馬(けんしょうば)とは、JRA発展に特に貢献のあった馬の功績をたたえるもので、いわゆる「競馬の殿堂入り」です。
顕彰馬一覧をまとめてみました。さすがに、すごいメンバーです。
選考年度 | 馬名 | 性 | 生年月日 | 主な勝鞍 | 競走成績 | 備考 |
2020年 | キタサンブラック | 牡 | 2012年3月10日 | 菊花賞、天皇賞(春)2回、ジャパンカップ、大阪杯、天皇賞(秋)、有馬記念 | 20戦12勝 | GⅠ 7勝 |
2018年 | ロードカナロア | 牡 | 2008年3月11日 | スプリンターズステークス2回、高松宮記念、安田記念、香港スプリント2回 | 日本・17戦11勝 海外・2戦2勝 | GⅠ 6勝 |
2016年 | ジェンティルドンナ | 牝 | 2009年2月20日 | 桜花賞、優駿牝馬、秋華賞、ジャパンカップ2回、有馬記念、ドバイシーマクラシック | 日本・17戦9勝 海外・2戦1勝 | GⅠ 7勝 |
2015年 | オルフェーヴル | 牡 | 2008年5月14日 | 皐月賞、日本ダービー、菊花賞、有馬記念2回、宝塚記念 | 日本・17戦10勝 海外・4戦2勝 | GⅠ 6勝 、凱旋門賞2着:2回 |
2014年 | エルコンドルパサー | 牡 | 1995年3月17日 | NHKマイルカップ、ジャパンカップ、サンクルー大賞 | 日本・7戦6勝 海外・4戦2勝 | GⅠ 2勝 、凱旋門賞2着 |
2011年 | ウオッカ | 牝 | 2004年4月4日 | 阪神ジュベナイルフィリーズ、日本ダービー、安田記念2回、天皇賞<秋>、ヴィクトリアマイル、ジャパンカップ | 日本・22戦10勝 海外・4戦0勝 | GⅠ 7勝 |
2008年 | ディープインパクト | 牡 | 2002年3月25日 | 皐月賞、日本ダービー、菊花賞、天皇賞<春>、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念 | 日本・13戦12勝 海外・1戦0勝 | GⅠ 7勝 |
2004年 | テイエムオペラオー | 牡 | 1996年3月13日 | 皐月賞、天皇賞<春>2回、宝塚記念、天皇賞<秋>、ジャパンカップ、有馬記念 | 日本・26戦14勝 | GⅠ 7勝 |
2004年 | タケシバオー | 牡 | 1965年4月23日 | 朝日杯3歳S、天皇賞<春>、スプリンターズS | 日本・27戦16勝 海外・2戦0勝 | 怪物 |
1999年 | タイキシャトル | 牡 | 1994年3月23日 | 安田記念、マイルチャンピオンシップ2回、スプリンターズステークス、ジャックルマロワ賞(仏) | 日本・12戦10勝 海外・1戦1勝 | 日本の誇るマイラー |
1997年 | ナリタブライアン | 牡 | 1991年5月3日 | 朝日杯3歳S、皐月賞、ダービー、菊花賞、有馬記念 | 21戦12勝 | シャドーロールの三冠馬 |
1995年 | トウカイテイオー | 牡 | 1988年4月20日 | 皐月賞、ダービー、ジャパンカップ、有馬記念 | 12戦9勝 | 不屈の帝王 |
1994年 | メジロマックイーン | 牡 | 1987年4月3日 | 菊花賞、天皇賞<春>2回、宝塚記念 | 21戦12勝 | 最強のステイヤー |
1991年 | オグリキャップ | 牡 | 1985年3月27日 | 有馬記念2回、マイルチャンピオンシップ、安田記念 | 地方・12戦10勝 中央・20戦12勝 | スーパー・スター |
1990年 | マルゼンスキー | 牡 | 1974年5月19日 | 朝日杯3歳S | 8戦8勝 | 夢のスーパー・カー |
1990年 | テンポイント | 牡 | 1973年4月19日 | 阪神3歳S、天皇賞<春>、有馬記念 | 18戦11勝 | 流星の貴公子 |
1990年 | スピードシンボリ | 牡 | 1963年5月3日 | 天皇賞<春>、有馬記念2回、宝塚記念 | 日本・39戦17勝 海外・4戦0勝 | 時代の先駆者 |
1990年 | メイヂヒカリ | 牡 | 1952年3月24日 | 朝日杯3歳S、菊花賞、天皇賞<春>、有馬記念 | 21戦16勝 | 黄金の脚 父:クモハタ(顕彰馬) |
1990年 | コダマ | 牡 | 1957年4月15日 | 皐月賞、ダービー、宝塚記念 | 17戦12勝 | 夢の超特急 |
1987年 | メジロラモーヌ | 牝 | 1983年4月9日 | 桜花賞、オークス、エリザベス女王杯 | 12戦9勝 | 牝馬三冠 |
1987年 | シンボリルドルフ | 牡 | 1981年3月13日 | 皐月賞、ダービー、菊花賞、有馬記念2回、天皇賞<春>、ジャパンカップ | 日本・15戦13勝 海外・1戦0勝 | 七冠馬、トウカイテイオー (顕彰馬)の父 |
1986年 | ミスターシービー | 牡 | 1980年4月7日 | 皐月賞、ダービー、菊花賞、天皇賞<秋> | 15戦8勝 | 奇跡の豪脚 |
1985年 | グランドマーチス | 牡 | 1969年5月13日 | 中山大障害4回、京都大障害3回 | 63戦23勝(障害39戦19勝) | 飛越の天才 |
1985年 | セイユウ | 牡 | 1954年3月28日 | 七夕賞、福島記念、セントライト記念 | 49戦26勝(サラ戦25戦5勝) | アラブの怪物 |
1984年 | トウショウボーイ | 牡 | 1973年4月15日 | 皐月賞、有馬記念、宝塚記念 | 15戦10勝 | 天馬 |
1984年 | ハイセイコー | 牡 | 1970年3月6日 | 地方・青雲賞 中央・皐月賞、宝塚記念 | 地方・6戦6勝 中央・16戦7勝 | 国民のアイドル |
1984年 | シンザン | 牡 | 1961年4月2日 | 皐月賞、ダービー、菊花賞、宝塚記念、天皇賞<秋>、有馬記念 | 19戦15勝 | 最強の戦士 |
1984年 | ハクチカラ | 牡 | 1953年4月20日 | ダービー、天皇賞<秋>、有馬記念、米国・ワシントンB・H | 日本・32戦20勝 海外・17戦1勝 | 栗毛の国際派 |
1984年 | トキノミノル | 牡 | 1948年5月2日 | 朝日杯3歳S、皐月賞、ダービー | 10戦10勝 | 幻の馬 |
1984年 | トサミドリ | 牡 | 1946年5月20日 | 皐月賞、菊花賞 | 31戦21勝 | 希代の名馬 |
1984年 | トキツカゼ | 牝 | 1944年3月10日 | 皐月賞、オークス | 30戦11勝 | 名牝 |
1984年 | クリフジ | 牝 | 1940年3月12日 | ダービー、オークス、菊花賞 | 11戦11勝 | 最強の牝馬 |
1984年 | セントライト | 牡 | 1938年4月2日 | 皐月賞、ダービー、菊花賞 | 12戦9勝 | 黒鹿毛の勇者 |
1984年 | クモハタ | 牡 | 1936年3月4日 | ダービー | 21戦9勝 | 栗毛の貴公子、 メイヂヒカリ (顕彰馬)の父 |
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